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大場内科クリニック

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2015.11.03(Tue) - 15:43 - 3:43 pm

気管支炎は勘違いされやすい病気です

医学博士 大場啓一郎
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医学博士 大場啓一郎

せきはいろいろな病気のサインです。

こんにちは、大場内科クリニックです。せきが止まらないとき、一般的に最も連想するのはやはり「風邪」です。それ以外では「声の出しすぎ」とか「叫びすぎ」などですが、気管支炎を疑うことも必要です。

本当にザックリ、大まかに言いますと「せきが長引いているときは、早めの受診」が病気に対する基本的な姿勢です。「せきぐらいで」と思うのは危険です。せきのうしろにはいろいろな病気が潜んでいる可能性が高いのです。
せきが長引いたとき、のちのち困るのは気管支に炎症が起きることです。気管支は炎症が続きますと、いわゆる通り道が狭くなることがあります。そうなりますとさらに気管支を発症させることになっていまいます。
ですから、気管支炎の診療は早ければ早いほど治るのが早くなります。気管支炎になって困るのはせきが連続で出ることです。不思議ですが、せきというのは精神的な要素も絡んできますので意識すればするほど止まらないこともあります。その苦しさは体験した人にしかわかりません。そのような体験者にならないように気管支炎の診療は早めに行うことが大切です。

「たかがせき、されどせき」です。この心構えを忘れないことが大切です。得てして人という生き物は「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ことが多いですので、常に自らに言い聞かせておくことがとても重要です。