発熱における心配事 - 大場内科クリニック
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2015.11.14(Sat) - 15:01 - 3:01 pm

発熱における心配事

医学博士 大場啓一郎
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医学博士 大場啓一郎

こんにちは、大場内科クリニックです。風邪をひくと子供は学校を休み病院に行き、家で安静にすることができますが、大人になり仕事をするようになると、なかなか休むことが出来ず体の不調が長引く場合があります。

風邪の場合は4日目には熱は下がってきます

単なる風邪の場合だと3日か4日すると熱は下がってくる傾向にあります。そのため病院でも薬を出す時はそのくらいの期間の薬しか出しません。これ以上の期間になると、風邪以外の病気を疑うからです。肺炎や内臓の病気かどうかを検査するのに、胸部レントゲンや血液検査、尿検査などを行うこともあります。悪化した後に受診をして発熱の診療だと軽く思っていたら多くの検査をしなければいけなくなった、そういう時は時間もお金も余計にかかってしまいます。そうなると大変ですのでなかなか熱が下がらない、別の症状もあるなどの場合は、早めの受診をするほうが負担も少なくなります。平熱が高い人でも、37.5度以上なら発熱だと考え、体調に気を配るようにしましょう。急性肺炎や髄膜炎になる可能性は、決して低くはありません。

4日以上続く発熱は受診しておきましょう。発熱の診療では問診や触診、または必要であれば様々な検査が必要になる場合があります。発熱は体の抵抗なので、多くの可能性を考えなければいけません。