生活習慣病の重症例の一つ高尿酸血症 - 大場内科クリニック
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2016.04.25(Mon) - 19:02 - 7:02 pm

生活習慣病の重症例の一つ高尿酸血症

医学博士 大場啓一郎
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医学博士 大場啓一郎

高尿酸血症の診療方法とは

こんにちは、大場内科クリニックです。近年健康問題の一つとして生活習慣病が叫ばれていますが、ただ実際にどんな症状になるのかあまり知られていないです。実際の例として、この病気が進行した症例の一つが高尿酸血症と呼ばれる病気です。

高尿酸血症という病気は尿酸値が高い状態にある病気です。尿酸値は人間が食べる全般の食物にはプリン体が含まれているのですが、そのプリン体の摂取量が腎臓と尿道の排出力を超えてしまうことで血液の中に残ってしまっている状態です。この高尿酸血症は体質というものもありますが、基本は体の許容量を超える暴飲暴食が主な原因です。高尿酸血症の初期では尿に酸味がある臭い程度で済みますが、それが進行すると痛風を引き起こしたり最悪の場合腎不全にもなる可能性があります。

高尿酸血症の診療には検尿を行なってもらい、その尿の成分を分析してプリン体と酸性を帯びているかを検査して判断をします。そして高尿酸血症になっていると判断がついたときには、血液中に溜まっている尿酸を取り除くために排尿効果のある漢方薬を処方してもらい食事療法や生活で気をつけるアドバイスを行なうことによって治療を行ないます。

基本的に腎臓などの排出系の臓器は初期段階は現れにくいので、腎臓の異常が進行しているかどうかは判別できにくいことが厄介な点です。そのため原因が分からないが異常に疲れがあるといった症状が続き、先に言ったとおりに尿に独特の臭いがついているときには泌尿器科に早めの受診をお勧めします。