診療のご案内
呼吸器内科_長引くせきを早く止めたい
せきが止まらなくて困っている
あなたのせきの原因は何でしょうか?
とにかく早く、せきを止めたい
とにかくせきが続いている。
せきをしていると、マスクは着けていても、電車内や会社で周りの目が気になってしかたがない。
お客様の接客中にせきをがまんできなかったり、電話の途中でせきこんでしまったりする。
夜中にせきが止まらず、全然寝られなかった。
病院でもらった薬をきちんと使っているのに、せきはまだ続いている。
せきが止まらないと、周りからは早く病院に行くよう言われてしまう(もう行ったのに……)。
せきが止まらないと仕事に行くことができない。
あなたのせきの症状や経過について
教えてください
受診前にせきの症状や経過を整理しておきましょう
せきが出るのはどういう時でしょうか?
あなたはいくつ当てはまりますか?受診の際に教えてください。
- のどの痛み、鼻水や熱があった後(風邪症状の後)
- スギ・ヒノキなど花粉症の時期
- 早朝や朝起きてからしばらく、夜間や就寝時
- 声を出す時、人と会話する時、電話で話す時
- 温度差のある時(外から建物に入る際など)
- エアコンから吹き出す空気に当たった時
- 排気ガス、蚊取り線香、タバコの煙、仏壇のお線香の煙を吸い込んだ時
- 毎年同じような時期(季節の変わり目など)
- 運動した時、階段を昇る時、重い物を持った時
- 以前にくらべ体重がだいぶ増えてしまった
あなたのせきはいつ始まったのか、以前にも同じようにせきが止まらないことがあったか教えてください。
あなたのせきの原因はどれでしょうか?
なんでせきが止まらないのだろう??
風邪だと思っていたのに、全然治らない
- 長引くせき、夜間のせき
- 気管支喘息、咳優位型喘息、咳喘息、アトピー咳嗽、感染後咳嗽、逆流性食道炎
- COPD(肺気腫・慢性気管支炎)
- 呼吸不全
せきについてもっと詳しく
呼吸器疾患について
慢性呼吸不全・慢性心不全
長引くせきを早く止めたい、
検査して治療したい
ずっとせきが続いている
診察や検査を受けて、早くせきを治療したい
あなたのせきが止まらないのはいつからですか?
せきがひどくて眠れないことはありますか?
以前にも同じような症状がありましたか?
マイコプラズマ肺炎、クラミジア肺炎、百日咳、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、慢性気管支炎、咳喘息、のどの違和感(イガイガ)
せき、たん、息が苦しい、閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)、肺炎、肺癌、慢性呼吸不全などの呼吸器疾患に限らず、風邪やインフルエンザなど比較的かかりやすい疾患の診断と治療も行います。
風邪は無理をして放っておくと、しばしば気管支炎や肺炎になってしまいます。
呼吸器系や循環器系などに持病がある患者さんは、健康な方に比べ、肺炎にかかると重篤化しやすく、長引くせきを軽くみてはいけません。
早めの受診で、治療期間が短縮することがあります。
長引くせきの診療の内容
(診察・検査・治療など)
せきについて経過を含め、詳しく教えてください
あなたのせきの症状、経過についてまずは詳しく伺います。
当院の前に、他の医療機関を受診していたら、そこでの検査結果や治療内容を詳しくお伝えください。
こちらの中で当てはまる症状があれば、ぜひ問診表にお書きください。
喫煙、アレルギー、ペット飼育の有無、お仕事なども教えてください。
新居に引っ越してからせきが止まらない、エアコンでせきが出るようになった、植物を部屋に置いたらせきが始まった、ペットを飼ってからずっとせきが出るなど、思い当たる節は無いでしょうか?
呼吸の音を聴診します
胸の音を聴診器で聞かせていただきます。
呼吸の音は、胸の前と後ろで聞かせていただきます。
息を吸うときに、肩を上げ胸を膨らませなるべく大きく吸ってください。
次に、吐くときは、力強く最後までしっかりと吐き切ってください。
最後まで吸い切る・吐き切るようにしていただくと、きちんと音が聞こえるからです。
呼吸は、お腹(腹式)ではなく胸(胸式)でお願いします。
呼吸の音だけではなく、心臓の音を含め、他の病気がないか疑いながら診察させていただきます。
内科的に他の病気がないか、生活習慣病や代謝性疾患がないかを含め総合的に診察させていただきます。
胸部エックス線写真などから検査をすることがあります
問診や身体診察の結果、必要であれば検査を行います。
検査にご希望や不安があるようでしたら、医師やスタッフにお伝えください。
胸部エックス線写真(胸部レントゲン)、呼吸機能検査、呼気NO検査、血液・尿検査、心電図検査等を行うことがあります。
胸部エックス線写真については、他院で検査済みでも、当院で再検査をすることがあります。
近隣医療機関に、胸部CT検査を依頼することもあります。
繰り返しますが、長引くせきには、慎重な検査が必要です。原因が、呼吸器科の疾患とは限らないからです。
長引くせきの診断と治療方針を話し合います
診察や検査結果を踏まえ、せきの原因疾患を診断します。
初診時でせきの原因疾患を1つに絞れないことも少なくありません。
その際は、複数の原因疾患を念頭におきながら、せきが治ることを最優先して適切な治療を選びます。
鎮咳薬(せき止め)、痰に対する薬、抗アレルギー薬、漢方薬、吸入ステロイド、抗コリン薬などを処方することがあります。
吸入ステロイド、吸入坑コリン薬、吸入気管支拡張剤などは、吸入方法を守って正しく使用することが大切です。
かかりつけ薬局の薬剤師さんに丁寧に教えてもらってください。
処方された薬剤を使い終わってもせきが残っていたり、症状が良くならなかったりするようでしたら必ず再診してください。
治療を継続することで症状が軽快することもあります。
治療内容を変更することも必要かもしれません。
追加の検査が必要な方もいらっしゃいます。
せきについて継続して相談できます
長引くせきの原因として様々な疾患があります。
最善を尽くしていても、受診後すぐに軽快する患者さんもいれば、治療効果が乏しく時間のかかる患者さんも、わずかですが、います。
一旦治療が終了していても、毎年同じ時期に、定期的に長引くせきが再燃する方もいます。
体質や持病と捉え、定期的に通院し管理が必要な方もいらっしゃいます。
せきが止まるまで、症状が軽快するまで、しっかりと相談していきましょう。
気管支喘息
季節の変わり目や風邪をひいたとき
せきが止まらなくなる
吸入ステロイドをしっかり使うことが大切です!
夜間・早朝にせきで目覚める、喘鳴(ぜーぜーする)、息苦しい
もしかしたら、喘息ではありませんか?
子どもの頃、小児喘息はありませんでしたか?
がまんしなくて構いません、その苦しさは適切な治療で改善する可能性があります。
治療は主に吸入ステロイドを使います。
吸入ステロイド以外の吸入薬を使うこともあります。
内服薬は、気管支拡張薬、抗アレルギー薬を併用することがあります。
経口ステロイド薬が必要な患者さんもいます。
ひとりひとりに合った治療法があります。
一緒に治していきましょう。
治療を継続できるように、
処方内容や通院間隔は、相談できます
息苦しさやせきも、適切な治療でスッと消えると、喘息のことを忘れてしまいます。
喘息を治療せずに放置し、呼吸困難を進行させてしまう方もいます。
息苦しさやせきは、決して身体に良くありません。
治療の中断を繰り返すことで呼吸不全が次第に悪化し、常に酸素を吸わないといけなくなる方もいます。
息苦しさが軽くなったところで安心し過ぎずに、今後の治療について医師と相談することが大切です。
あなたにあった治療法や通院方法があります。
継続した治療をサポートいたします。
在宅酸素療法 HOT
(Home Oxygen Therapy)
病院ではなく、地域のクリニックに通院したい
駅チカで通院しやすく、他の病気も一緒に診れます
在宅酸素療法だけではなく、循環器科や消化器科含め、風邪などの内科一般疾患の診療も受けることができます。
高血圧、高脂血症、高コレステロール結晶、糖尿病、高尿酸結晶などの生活習慣病を同時に治療中の方も安心して通院することができます。
万が一、呼吸不全が悪化した際は、近隣の基幹病院への搬送を含め、病状に合わせた対応をさせていただきます。
通院が困難となった方は、訪問診療への切り替えもご検討いただきます。
当院はJR相模原駅徒歩1分、バスロータリーやタクシー乗り場からも近いため、通院しやすくなっています。
在宅酸素療法についてもっと詳しく
呼吸器疾患について
慢性呼吸不全・慢性心不全
呼吸器内科で扱う主な病名
かぜ症候群、肺炎、急性・慢性気管支炎、気管支喘息、咳喘息、肺気腫、胸部異常陰影、肺腫瘍、胸膜疾患、気胸など
JR相模原駅徒歩1分-相模原市中央区相模原1-2-6
大場内科クリニック
著作・監修
医学博士
大場啓一郎