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大場内科クリニック

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2016.09.20(Tue) - 18:56 - 6:56 pm

COPD(肺気腫・慢性気管支炎)は状態の悪化を防ぐのが目標

医学博士 大場啓一郎
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医学博士 大場啓一郎

COPDと向き合うには。

こんにちは、大場内科クリニックです。COPD(肺気腫・慢性気管支炎)にかかる高齢者の方は増えています。この病気は喫煙や大気汚染物質等の慢性的な刺激により肺の呼吸機能が低下していきます。

慢性気管支炎は様々な化学物質や花粉などの刺激が原因となって炎症が慢性化し、気管支の内腔が狭くなる病気です。
肺気腫は気管支の先端にある肺胞が壊れることで呼吸機能が低下する病気です。
COPDはこれらの呼吸機能の慢性的な病気の総称ですが、いずれにせよ密接な関連があるとみられるのが長年の喫煙習慣です。煙草の煙には数百以上の化学物質が含まれており、人体に有害な刺激部室を多数含んでいることから、COPDの主要な原因とみられています。
この病気の特徴は初期にはせきや痰が頑固に続く程度のため診療の機会を逸し、進行して呼吸機能が悪化して後判明することが多い点です。
進行すると在宅酸素療法を行わないと生活できなくなるので、COPD(肺気腫・慢性気管支炎)の診療については早めの受診を心がけることが非常に重要です。

COPDは一度発症すると治ることはありません。風をきっかけに急激に症状が悪化することもあります。そこで喫煙習慣がある高齢者の方は頑固なせきが続けばこの病気を疑って、早い時期にCOPD(肺気腫・慢性気管支炎)の診療を受けるようにしてください。