2016.04.01(Fri) - 07:06 - 7:06 am
頸動脈(頚動脈)狭窄症を超音波(エコー)検査で診断
頸動脈(頚動脈)狭窄症を超音波(エコー)検査で診断
テレビの医療番組やインターネット上で頸動脈超音波検査のことが盛んに取り上げられており、ご存知の方も多いかと思います。
頸動脈超音波検査では何が診断できるのでしょうか?
頸動脈のプラーク(※)を調べることで全身の動脈硬化の進行度合いが推測できます。
実際には、LDLコレステロールが基準値からわずかに高く、通常なら経過観察をご提案するような方でも、頸動脈超音波検査でプラークが比較的厚い方などに対しては、コレステロールを下げる薬などを勧めることができます。
※動脈硬化性疾患の原因、動脈内側の壁が膨らんだもの、生活習慣病と関連があります。
頸動脈(頚動脈)狭窄症も調べることができます。
頸動脈といっても、総頚動脈、内頸動脈や外頸動脈があります。総頚動脈が内頸動脈と外頸動脈
に分岐する部位にプラークが多くみられ、狭窄し進行すると外科的治療が必要になる方もいます。
頸動脈のさらに先は脳血管になります。実は、脳血管のつまり方も超音波検査でわかることがあります。当院で頸動脈超音波検査をされた方は、必ずチェックしています。
両側頸動脈の間には甲状腺があり、頸動脈超音波検査にて甲状腺異常(甲状腺腫大や腫瘤など)がみつかる方も少なくありません。
頸動脈超音波検査はとても簡便ですぐに終わる検査です。安心・安全・安価。頸動脈(頚動脈)狭窄症をはじめ、様々なことが診断できます。
生活習慣病で通院加療中の方、動脈硬化が気になる方にご提案しています。
どうぞお早めにご相談ください。