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2015.12.08(Tue) - 17:23 - 5:23 pm

風が吹いても痛い痛風はこんな病気

医学博士 大場啓一郎
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医学博士 大場啓一郎

男性に多いといわれる痛風

こんにちは、大場内科クリニックです。風が吹いただけで痛みを感じると評されるのが痛風です。痛風はさまざまな症状として現れますが、初期のうちに早めの受診をすることが治療の重要なポイントです。

痛風は昔から男性に多く発症すると言われてきましたが、最近では食生活の変化に伴い若年層や女性の中にも発症する人が増えています。
自分はまだ若いから、女だからと考えていると発見が遅れ治療に時間がかかる上、発作を放置すると継続する痛みに苦しむ羽目になります。
症状を把握し当てはまると感じたら痛風の診療を受けることが大切です。
痛風は痛みが出るまで気づきにくい病気です。血液検査で尿酸値が高い人は気を付けたほうがいいのですが、血液検査をする機会がなかなかないなど自分の尿酸値を知る機会が少ないのが現状です。
日頃から食生活に気を付けるなどして規則正しい生活を心がけるほか、痛風の症状である関節の腫れや炎症、結節などが認められたときは自己判断で放置せず、早めの受診をおすすめします。

痛風の診療を受ける人の中には、病気に気付かず放置して痛みを我慢できなくなってから病院を訪れる人が多いのが現状です。早期治療の開始と食生活の改善がカギとなります。