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2015.10.03(Sat) - 17:17 - 5:17 pm

その長引くせき、咳喘息かも?

医学博士 大場啓一郎
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医学博士 大場啓一郎

こんにちは、大場内科クリニックです。咳喘息は、風邪に併発して起こることが多い病気です。
・風邪が治ったのに、せきだけが2週間以上続いている。
・発熱もないし、痰も出ない。
・1度せきが出るとしばらく止まらない
こんな症状のある方は咳喘息の可能性があるので、早めの受診をおススメします。

咳喘息ってどんなもの?

『喘息』というと、せきがたくさん出て、呼吸をしているだけで“ヒューヒュー”と音がするイメージをお持ちの方が多いのではないかと思います。
ですが、咳喘息の場合、ゼイゼイやヒューヒューといった喘鳴(ぜんめい)や呼吸困難はありません。
なので、大概の方は”せきといえば風邪”だと思い、自分が喘息だとは思ってもいないのです。
他の特徴としては、熱が出たり痰が出るなどの症状がないまま、1カ月以上空せきが続きます。
気付かないまま放っておくと、ひどい方は1年以上も続いたりします。
喘息の発作は、日々の寒暖差でも起こりますし、タバコ・飲酒・ストレスなどのほか、ダニやハウスダストなどのアレルギーでも起こります。
長話や運動をした後などに喉が渇いたり枯れたりしてイガイガし、声がかすれて出なくなることもあります。

咳喘息は、本当の喘息になる前の予備軍といわれています。放置していると、本格的な喘息に移行してしまいます。その前に咳喘息の診療を受け、適切な治療と健康管理をする必要があります。たかがせきと思わずに、症状が長引いている方は咳喘息の診療を受けてみて下さいね。

 

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