2016.04.26(Tue) - 19:02 - 7:02 pm
いつもと違う胸痛があるときには
いざという時の胸痛の診療方法とは
こんにちは、大場内科クリニックです。胸が痛くなるというのは、体のどの場所の痛みの中でも特に気にしてしまうポイントの一つといえます。ただ突発的に胸が痛むというのは問題ないことが多くすぐに痛みが引きますが、その胸の痛みが強いもしくは数日たっても収まらない時には注意する必要があります。
胸の痛みが強いもしくは数日たっても収まらない時には、心臓もしくは肺に異常をきたしている場合があります。
そのため病院での胸痛の診療方法にはいくつかのプロセスを行います。
まず問診でいつから胸が痛いのかと胸を強く打ったなどの情報を得ます。
その上で心電図検査における安静時の心臓の鼓動の異常を調べます。
ここで鼓動に問題がない場合には肺に問題がある場合と分かり、鼓動に問題があるときには心臓に問題があることがわかります。
さらに正確な状態を調べるために胸部レントゲンを撮って状態を調べた後に、エコー検査を行い異常がなければ携帯用心電計で様子を見ます。
エコー検査やレントゲンで明確な異常が分かったときには、医薬品を使って強制的に血流を促進させて心臓の状態を見て、そこで明確な原因が分かれば投薬もしくはカテーテルで異常を取り除いて治療をします。
胸痛が問題なのは本当に異常があるのかないのかは自身では判断が難しい所です。そのため問題ないと放置すると重症化している場合があるので、胸が強く痛いや持続性があり息切れや圧迫感があるときには早めの受診をお勧めします。