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ワクチン情報|
効果・費用・予約方法を解説
新型コロナウィルスワクチンについて知りたい!
接種すべきか?接種間隔や接種方法など
新型コロナワクチンについてわかりやすく解説
全額公費負担のワクチン接種は、2024年3月31日で終了となりました。
今後は秋冬年1回の定期接種として、インフルエンザワクチンと同じような扱いになります。
また、接種費用の補助はありませんが、秋冬以外のシーズンでも希望者は接種することができます。
主に65歳以上が定期接種の対象、相模原市から接種費用の一部補助があります。
64歳未満の方のワクチン接種には、接種費用の補助はなく、医療機関ごとに設定される接種費用がかかります。
新型コロナウィルスワクチン、対応するウイルスの型が変更になったり、効果や副反応など分かりづらくなってきています。
こちらのページでは、新型コロナウイルスワクチンについて、当院の見解として、わかりやすい解説を行っていきます。
※2024年5月末時点での情報です
※当院で使用する予定のファイザー社コミナティについて解説していきます
目次
新型コロナワクチン接種すべきなのか?
ワクチン打つ意味はあるの?当院の見解
ワクチンって効果あるの?
新型コロナウィルスは少しずつ変わってきていて、最近は新型コロナに感染しても、そもそも重症化はしにくくなってきています。ただし、ワクチンを一度も接種したことがない人、心臓や肺の病気があったり、高齢者の場合は重症化する方もいます。
新型コロナウィルスのワクチンは、接種しても感染を予防する効果はイマイチですが、接種してから半年間は重症化や後遺症の予防効果が期待できるため、副反応があまり気にならない人は接種するメリットはあると思います。
世界的には月齢6ヵ月以降のすべての人が年1回最新の新型コロナワクチンを接種すべきだという国もありますが、WHO(世界保健機関)は60歳以下の基礎疾患のない健康な成人・小児には初回接種以降の追加接種を勧めていません。新型コロナに感染しても、重症化しにくくなっているからだと思います。
各市町村では10月から主に65歳以上を対象とした一部公費負担のワクチン接種がはじまります。ちなみに相模原市は65歳以上であれば3,000円で新型コロナワクチン接種を受けることができます。ちなみに、64歳以下の方が新型コロナワクチンを当院で接種する場合、15,940円かかります。
年齢の若い方、基礎疾患のない方などには、メリットの高いワクチンとは評価されなくなってきています。
現時点では、ウイルスの様々な変異により、以前よりも感染しても重症化しにくくなっているからです。
では、新型コロナウイルスワクチンを接種すべきなのか?
副反応などの心配があまりない方は、接種したほうがよい、と考えています。
新型コロナウイルスワクチンの最新情報が知りたい!
以下のウェブサイトをご覧ください
以前から様々な情報が溢れています。
より信頼できる情報をご自身で得るためには、以下のウェブサイトなど参考にしてください。
ワクチン打ったほうがいいのは誰?
以下の方たちが、ワクチン接種を推奨されています
65歳以上の高齢者、基礎疾患のある方、医療従事者、施設職員、ハイリスク者に伝播させる機会が多い方
新型コロナウィルスワクチン定期接種
- 今シーズン、当院の採用ワクチンは、ファイザー社の「コミナティ」のみです
秋冬年1回の定期接種に変わります
接種対象者は市町村より接種費用の補助があります
全額公費負担の接種は2024年3月31日で終了となりました。
今後はインフルエンザワクチンと同じような扱いになり、秋冬に年1回の接種が予定されています。
対象者の方は、お住まいの市町村より、接種費用の補助が出る見込みです。
市町村により異なりますが、接種対象者の自己負担額は最大で7000円(相模原市は3,000円)になると見込まれています。
定期接種の対象者とは?
主に65歳以上が、定期接種の対象者です
次のいずれかに該当する人
- 65歳以上の人
- 60~64歳のうち、心臓・腎臓・呼吸器の機能、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に高度(身体障害者手帳1級相当)の障害がある人
定期接種の費用とは?
接種費用の自己負担額は市町村によって異なります
相模原市在住の方で接種対象者の方の接種費用は以下の通りです。
相模原市外在住の方は、相模原市からの接種費用の補助が出ないため、任意接種の接種費用がかかります。
新型コロナウイルスワクチン定期接種費用
3,000円
※定期接種の対象者で、次のいずれかに該当する人は、自己負担額は免除になる予定です。
- ご本人を含む同じ世帯にいる人全員が市民税非課税の人
- 生活保護を受けている人
- 中国残留邦人等への支援給付を受けている人
定期接種の問診表記入は?
ご来院の際に記入していただきます
相模原市在住で接種対象者の方は、ご来院の際に問診票をお渡ししますのでご記入ください。
過去に接種歴がなく、はじめての場合は?
初回接種は基本的に3週間後にもう一度接種します
はじめて新型コロナワクチンを接種することを「初回接種」といいます。
通常、初回接種は3週間後にもう一度ワクチン接種を行います(ご希望されない場合は2回目のワクチンを接種しなくて構いません)。
定期接種の対象者が初回接種を受ける場合、2回目の接種費用は公費負担とならず、任意接種費用(当院では¥15,940(税込))がかかります。
初回接種の場合、2回目の接種のご予約もお取りください(2回目の接種をご希望される場合のみ)。
定期接種の接種期間・予約方法とは?
予約受付期間
- 2024年9月24日(火)~2025年1月31日(金)
接種期間
- 2024年10月1日(火)~2025年1月31日(金)※この期間外で接種を希望される場合はお電話でご予約ください
予約方法(※電話予約はできません)
ウェブ予約
来院予約
直接ご来院頂き、受付で予約をしてください。
電話でのご予約は受付けておりません。
新型コロナウィルスワクチン任意接種
65歳未満、秋冬定期接種期間外などはこちら
公費補助はなく医療機関ごとの料金設定になります
65歳未満の方や秋冬定期接種期間外にワクチン接種をご希望の方はこちらをご覧ください。
65歳以上でも秋冬定期接種期間外にワクチン接種を希望する場合は、任意接種扱いとなります。
公費の補助はなく、接種費用は医療機関により異なります。
予約方法は、秋冬定期接種期間中はウェブ予約か来院予約、秋冬定期接種期間外は電話予約か来院予約です。
任意接種の対象者とは?
当院ではファイザー社製ワクチンのみの取り扱い
- 12~64歳の人
- 65歳以上で秋冬定期接種期間外にワクチン接種を希望する人
秋冬任意接種の接種期間・予約受付
予約受付期間
- 2024年9月24日(火)~2025年1月31日(金)
接種期間
- 2024年10月1日(火)~2025年1月31日(金)※この期間外で接種を希望される場合はお電話でご予約ください
任意接種の問診票は?
問診票の事前記入にご協力ください
任意接種の費用とは?
接種費用は医療機関によって異なります
新型コロナウイルスワクチン定期接種費用
¥15,940円(税込)
※お支払いは現金のみ
予約方法(※電話予約はできません)
ウェブ予約(秋冬任意接種期間のみ)
秋冬任意接種期間中はウェブ予約ができます。
来院予約
直接ご来院頂き、受付で予約をしてください。
電話でのご予約は受付けておりません。
秋冬以外の任意接種の接種・予約方法とは?
いつでも予約できます
秋冬の定期接種が行われている期間以外では、ご予約頂く日時制限はありません。
予約方法(※電話予約可能)
電話予約
接種ご希望の日付、午前か午後の希望などをお伝えください。
ご予約から1週間でワクチンを入荷します。
来院予約
直接ご来院頂き、受付で予約をしてください。
新型コロナウィルスワクチン接種方法
どこに接種する?接種直後は安静にすべき?
上腕の肩の部分に筋肉注射します
- 通常、上腕の三角筋(肩の一部)に接種されます。
- 接種後、少なくとも15分間は接種場所で観察されます。これは、まれに発生する体調変化を確認するためです。
- 万が一副反応があった場合には、速やかに対処が行われます。
新型コロナウィルスワクチン接種後注意点
体調変化に注意してお過ごしください
ワクチン接種後の当日は、接種部位の痛みや体調の変化に注意しながら過ごすことが重要です。以下に、接種後の過ごし方についての主な注意点を挙げます。
ワクチン接種後の注意点
1. 接種部位のケア
– 接種後、注射部位に軽度の痛みや腫れが生じることがあります。氷の袋をタオルで包んで軽く当てると痛みが和らぐことがあります。
– 注射部位を激しく動かすのは避け、必要に応じて安静にしてください。
2. 体調のモニタリング
– 熱が出たり、全身のだるさ、頭痛、悪寒などの症状が出ることがあります。これらは一般的に軽度であり、数日で改善することが多いです。
3. アルコールの摂取
– 接種当日はアルコールの摂取をなるべく控えることが推奨されます。
4. 過度な運動の避ける
– 接種当日は激しい運動を避け、体を休めるようにしましょう。
5. 入浴
– 長時間の入浴やサウナはできるだけ避けましょう
新型コロナウィルスワクチン接種間隔
前回接種から3ヶ月以上あける
新型コロナウィルスワクチンの接種が3回目以降の方は、前回接種から3ヶ月以上あけてください。
初回接種の方
新型コロナウイルスワクチンを初めて接種する方は、初回の接種から約4週間後に2回目の接種を行います。
新型コロナウィルスに感染した方
感染後体調が回復していれば、いつでも接種可能です。
新型コロナウイルス感染中の治療内容や経過により、感染後のワクチン接種の間隔について特に制限はありません。
私見ではありますが、新型コロナウイルス感染後数ヶ月は再感染する可能性は低いため、感染後数ヶ月経過してからのワクチン接種でも構いません。
新型コロナウィルスワクチン副反応
注射部位の疼痛、倦怠感や頭痛が主な副反応
ほとんどが数日間で自然軽快します
55歳以上と比べ、12~17歳は約1.5倍の頻度で副反応が出現する傾向があります。
高齢者に比べ、若年者の方が副反応が出やすいようです。
<コミナティRTU(XBB.1.5)接種後7日以内の有害事象(全体のみ)>
局所反応
注射部位疼痛 64%
発赤 5%
腫脹 7%
全身反応
倦怠感 46%
頭痛 34%
筋肉痛 10%
関節痛 17%
悪寒 11%
発熱(38度以上) 5%
引用元
Gayed J, Diya O, Lowry FS, Xu X, Bangad V, Mensa F, et al. Safety and immunogenicity of the monovalent Omicron XBB.1.5-adapted BNT162b2 COVID-19 vaccine in individuals ≥12 years old: a phase 2/3 trial. Vaccines (Basel) 12(2):118, 2024. doi: 10.3390/vaccines12020118