病気をわかりやすく解説
新型コロナウィルスを
理解したい
メディアに踊らされないために
新型コロナウィルスに感染した患者さんが周囲に感染力をもつのは、症状がみられてから10日後までとのことです。
重症の方や免疫不全の患者さんは、20日後まで感染力が残るようです。
発症から10日間かつ解熱後24時間は隔離が必要とのことです。
アメリカCDCの情報がアップデートされました。
Available data indicate that persons with mild to moderate COVID-19 remain infectious no longer than 10 days after symptom onset.
Persons with more severe to critical illness or severe immunocompromise likely remain infectious no longer than 20 days after symptom onset.
Duration of isolation and precautions
For most persons with COVID-19 illness, isolation and precautions can generally be discontinued 10 days after symptom onset1 and resolution of fever for at least 24 hours, without the use of fever-reducing medications, and with improvement of other symptoms.
>>引用元:Updated July 22, 2020 CDC:Duration of Isolation and
Precautions for Adults with COVID-19
つまり、発熱・感冒症状のためにコロナ疑いとされてもPCR検査が混んでいてできない患者さんでも、10日間自宅療養し症状が軽快していれば、11日目には会社や学校に行ってもいいかもしれない、ということです。
新型コロナウィルスの感染者が再び増加傾向です。
引き続き3密を避け、マスクをつけ、手洗いをしっかり行いましょう。
体調がすぐれない方は、ご自宅でしっかり療養することが大切です。
流行地域への移動は、不要不急を考慮し、できることなら控えたほうがいいかもしれません。
関東にお住いの方は、地方への移動を自粛して頂くことも大切です。
連日多くの患者さんから励ましのお言葉を頂いております。
心より感謝申し上げます。
(2020年7月24日の時点)
新型コロナウィルス
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事前にしっかり準備して、少しでも安心していられるようにしましょう。
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新型コロナウィルスに関して比較的わかりやすい情報を選び、大場内科クリニックのFacebookやTwitterで配信しています。
安心して頂くためにも是非ご覧ください。
新型コロナウィルスの感染が縮小傾向となり、緊急事態宣言が解除になりました。
しかしながら、第2波、第3波の感染拡大がいつ起こるかわかりません。
急に気をゆるめず、手洗いやマスク着用など感染予防対策を続けていきましょう。
こういった状況下で、クリニックや病院に受診するのが不安な方も少なくありません。
当院では、かかりつけの患者さんも風邪症状の患者さんも、皆さんに少しでも安心して受診してもらえるよう、工夫をしています。
(2020年5月25日の時点)
先日、慶應大学病院から新型コロナウィルス感染拡大に関する衝撃的な研究結果が発表されました。
無症状の患者さん6%が、新型コロナウィルスのPCR検査において陽性と判断されたのです。
難しい話は省いて簡単に申し上げると、テレビやネットで報道されている感染者数は氷山の一角のごくごく一部に過ぎず、少なくとも東京都には新型コロナウィルス感染者が数十万人はいる可能性がある、ということです。
相模原市と東京都間での通勤を含めた人や物資の往来数は決して少なくないはずです。
相模原市においても、発熱や感冒症状(のど、せき、鼻水など)がある方は、新型コロナウィルス感染をまず疑う時期に突入しています。
(2020年4月26日の時点)
新型コロナウィルスの感染は確実に広がっています。
東京でのロックダウンも間近となり、新型コロナウィルス感染症があなたの身近にもいよいよ迫ってきています。
不要不急の外出を控え、密閉、密接、密集の三つの「密」をできるだけ避けることで、あなたやあなたの大切な人を救うことができます。
(2020年3月29日の時点)
新型コロナウィルスに関する報道が数多くメディアで流れています。
必要以上に心配をしなくて良い、というのが現在の状況です。
(2020年2月17日の時点)
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※以下、2020年2月17日の投稿内容です。ご注意ください。
インフルエンザと同様に、糖尿病や免疫不全の状態の患者さん、気管支喘息などの肺疾患、慢性心不全を抱えている患者さん、高齢者の患者さんなどは、手洗い・うがい・手指消毒など普段からより気を付けましょう。
感染症医の髙山義浩先生のFacebookからの引用をこちらに転載致します。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の臨床像について、おおむね分かってきました。敵を知ることで、戦い方も見えてきます。そのための封じ込め(時間稼ぎ)でしたから、まずは発生初期における目的は達成したと言えます。次は流行の立ち上がりに向けて、個人、家庭、学校、施設、病院、事業者・・・ それぞれに必要な備えをとりましょう。
新型コロナに感染したときの臨床像は、2つのパターンに分けられます。
まず、風邪症状が1週間ぐらい続いて、そのまま軽快するというもの。この経過をとる人が大半です。新型コロナといっても、重めに発症するわけではありません。ほんとに風邪です。ただ、普通の風邪は2,3日で治りますが、新型コロナだと長引くのが特徴です。
次に、風邪症状が1週間ぐらい続いて、倦怠感と息苦しさが出てくるもの。体がむくんだり、下痢が重なる人もいるようです。高齢者や基礎疾患のある方において、この経過をとる人が多いのですが、健康な壮年層にも見られることがあります。一方、この経過を子どもがとることは極めて稀とされています。
感染してから発症するまでの潜伏期間は5日(1-11日)ぐらいで、入院を要するほどに重症化するのは、さらに10日(9.1-12.5日)経ったころだと見積もられています。感染力が強いのは、発症から3~4日目ぐらいだと考えられていますが、重症化すると感染力も維持されて院内感染を引き起こしやすくなっています。
若者と高齢者で臨床経過が異なるので、重症化率と致命率についても世代別に考えた方がよいと思います。いまだ、世代別の疫学報告はありませんが、私個人のざっくりとした印象で言うと・・・、若者の重症化率と致命率は、統計的に見れば、ほぼゼロ%でしょう。一方、感染した高齢者の1割ぐらいが重症化して、1%ぐらいが死亡するのではないかと感じています。これは、やや甘めの見積もりであって、要介護高齢者や入院患者では、さらにリスクが高まるものと考えてください。
というわけで、これから私たちは何をすべきか。もはや、流行を抑止することは主たる目的ではなくなってきました(やれることはやるべきですが)。むしろ、重症化する人を減らし、とくに新型コロナに感染して死亡する人をできる限り減らすことに力を注ぐべきです。
つまり、高齢者や基礎疾患のある人に感染させないようにしましょう。そして、院内感染を防ぎましょう。これに尽きます。なお、基礎疾患のある人とは、糖尿病や高血圧、腎臓病など慢性疾患があって、定期の内服薬を要する人だと考えてください。以下、これらの方々をハイリスク者と呼びます。
ハイリスク者がいる家庭では、ウイルスを外から持ち込まないように、玄関先にアルコールを置いて帰宅時の手指衛生を徹底してください。アルコールが手に入らないなら、おしぼりでもいいです(やらないよりはマシ)。とにかく、ドアノブなどあちこちを触ってから、洗面台に行っても手遅れだってこと。
同居する家族が風邪をひいたら、ハイリスク者と接触しないよう症状が治まるまで家庭内で隔離してください。そして、風邪をひいている人が部屋を出るときは、マスクを着用させて、アルコールで手指衛生をしてください。部屋の外では、できるだけ余計なものは触らないこと。トイレに行った後は、触った場所をアルコールを染みこませたペーパータオルで拭うこと。お風呂は最後に入ること。バスタオルは絶対に共用しないこと。
こうした対応を発症してから7日間は頑張ってください。それが困難であるなら、一時的にハイリスク者を親族の家などに疎開させることも考えてください。
なお、風邪症状に過ぎないのに新型コロナかどうかを確認するためだけに、救急外来を受診することは避けてください。そこには、体調を悪化させたハイリスク者がたくさん受診しているのです。彼らへ感染させないように協力してください。また、救急外来には新型コロナの重症患者もいるかもしれません。あなたが「ただの風邪」だったとしても、救急外来を受診することで新型コロナに感染して帰ってくることになるかもしれません。
流行期には、ハイリスク者の方々が人混みを避け、なるべく自宅で過ごしていただくことも大切ですね。感染リスクのある病院に行く回数を減らすためにも、1カ月おきの外来受診を3カ月おきなど、長期処方とともに予約延長してもらうことも考えられます。かかりつけの先生に相談してみてください。
高齢者施設の感染管理は極めて重要です。100人の入所者がいる施設で新型コロナがアウトブレイクした場合、30人以上が発症し、10人以上が救急搬送を要して、数人がお亡くなりになるというイメージが必要です。このような事態を避けるためにも、全力で感染管理に取り組みましょう。
まず、外から持ち込ませないこと。流行期にあっては、原則として面会はすべて中止。物品の搬入なども玄関先で行います。どうしても入らなければならないのなら、玄関先でアルコールによる手指衛生を行って、トイレも含め共用の場所には立ち入らないように求めます。
職員についても、当然ながら玄関先で手指衛生。そして、毎朝の検温と症状確認を自己申告ではなく、管理者による指差し確認を行います。もし、軽微であっても症状があれば、絶対に休ませてください。絶対にです。勤務中であっても症状を認めたら、絶対に休ませてください。もう一度言います。絶対にです。
なお、流行期においては、出勤できる職員数が半減することも想定しなければなりません。このとき、すべての業務を継続させようとしたり、現場の判断で場当たり的に仕事をさせるのではなく、優先的に継続させるべき中核業務を決定しておくことが必要です。入居者の協力のもと、どこまで業務をスリム化できるかが勝負です。
一方、悩ましいのは通所サービスですね。ここでの感染管理を徹底することは不可能でしょう。デイケアやデイサービスをどのように運用するのか・・・。最善の方法は、流行期にはすべて休止させることです。
もちろん、その分、訪問系サービスを充実させる必要があります。通所サービスの職員に、利用者宅を巡回させるなど工夫してください。これは事業者だけで解決できる問題ではないので、市町村が主導するなどして、どうすべきかを急ぎ話し合っていただければと思います。いま、話し合ってください。
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