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投稿日:2016年10月26日|カテゴリ:

こんにちは、大場内科クリニックです。長年にわたり喫煙習慣のある高齢者の方では、COPD(肺気腫・慢性気管支炎)を発症するリスクが高くなります。重症化する前に早めの受診がポイントです。

重症化すると在宅酸素療法が必要になる。

呼吸に当たっては肺の中の枝上に細かく分岐した気管支や肺胞が空気中の酸素を体内に取り入れるために、重要な役割を負っています。タバコによる喫煙は多数の有害物質を含んだ煙に、気管支等が接触することになるため炎症反応が起こります。炎症により細胞が壊れると、修復されて新たに細胞が作り直されることになります。喫煙は気管支の炎症と修復を繰り返すことになるので、やがて気管支のしなやかさが失われ、気道の壁は分厚くなり息を十分に吐き出すことができなくなり、呼吸に障害が生じてきます。
症状としては慢性的なせきに始まり、動作時の息苦しさの増悪などへと進展していきます。重症になるまでCOPD(肺気腫・慢性気管支炎)の診療を受けずにしていると、常に在宅酸素療法が必須になり、生活に大きな制限を受けるばかりでなく、生命にも関わることになります。

COPD(肺気腫・慢性気管支炎)の診療は病気が早期のうちに受ければ、薬物療法や呼吸法の習得で日常生活を維持することも可能です。COPDの主要な原因として喫煙が挙げられるので、喫煙習慣のある中高齢以上の方で頑固なせきや息苦しさを覚えるようであれば、COPDを疑って診療を受けるようにしてください。

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